たまたま見たネットニュースに横浜流星さんが発言した言葉が載ってた。
「すごく叩かれると思うんですけど、結婚したら奥さんには安心して家にいてほしいんです。これをいろんな所で言うと、今の時代その考えおかしいよって言われるんですよ。」
今の時代は女性が働く時代だもんね、男は外で働き、女は家の中を守るなんて古い。
・・・と、私は今まで一度たりとも思ったことがない。
私の母は働き者だった。そんな母の背中を見て育ったから、自分も大人になったらめちゃくちゃ働くものだと思っていたけど。
自分が大人になって働き出して社会の風を感じてみると、「私には無理だぁ~!」何度そう思ったことか。
何度も私には働くことって向いてないんじゃないかって思うくらい沈んだ。
それでも何とか続けてこれたのは、
・働かないと生活できないから
・周りの友人は当たり前に働いていたから
・身内のプレッシャーがあったから
私が成人すると同時に両親が離婚して、帰る場所がなくなった。
今までは父と母、祖父や祖母が守ってくれていたけど、それがいきなりなくなった。
精神的に落ち込んだけど、自分で働いていかなければ生きていけなかった。
周りの友人が当たり前に働いていたことも、私のプライドをくすぐった。
働くことが当たり前だという現実から目をそらしてはいけないと教わった。
何度もやめたいと言ったりして母を困らせた。
母は、次の仕事を見つけてからやめるように言った。
それが私には苦しかった。
働きたくないのか?と問われれば、そうとも言えないのだが。
先日読んだ林真理子さんの本「野心のすすめ」に載っていた文章がとても印象強く心に残った。
仕事から逃げ出して主婦になった人が、子育てで成長しようなんて目論んでいるとしたら、あまりにも自分に甘いんじゃないかしらと思います。
野心のすすめ
これ以外にも、ガツンと頭を殴られるような「うぉっしゃー--、やるぞおおおお!!!」みたいな文章が盛りだくさんです。
専業主婦の人にこそ読んでもらいたい、ワナワナと力が蘇ってくるはず。
私は、できれば働きたくない派なんです。
それっていままで自分の本当に面白いと思える仕事に出会ってこなかったからなのかなー。
そう考えると、損してますよね、私。
でも、イヤな仕事でも自分がもういいやと思うまで働けたからいいか。
私はそのおかげでいまは育児が楽しいから。
ばいばーい!