クリップスタジオって結構難しいですよね・・・。
・クリップスタジオ初心者で使い方が・・・
・クリップスタジオの機能がいまいちわからない
・デジタルイラストの透過について知りたい
といった読者のお悩みを解決します。
・透過とは何か?
・クリップスタジオの透過の保存形式について
・透過を使ったイラストの活用方
といった内容のことを詳しく書いていきたいと思います。
↓2023年5月現在Canvaで画像の背景を簡単に透過する方法に出合いました!

今ではデジタルでイラストを描くのが主流になりつつありますね。
私の尊敬してるアーティストの一人で、イラストレーター・漫画家としてフリーランスで活躍されている高田ゲンキさんも、
フリーランスとしてビジネスをしていくにはデジタルスキルが必要になってくると言っています。
フリーランスになりたければ、「専門スキル」と「デジタルスキル」を掛け合わせよう!

デジタル画で絵やイラストが描けるということは、今まで使っていたペンや紙が不要になり、手軽に好きな時に作業ができてとても効率がいいと思います。
今の時代にぴったりな絵の描き方だね!
そこで今回の記事では、クリップスタジオを実際に使ってみてわかった透過の仕方と透過の保存形式についてまとめていきたいと思います。
クリップスタジオの透過の仕方が分からないという方はぜひ参考にしてみてください。
【クリップスタジオ】透過とは?
透過とは、背景が透明なイラストを作ることです。
例えば、私がクリップスタジオでイラストを描きました。
コーヒーを飲んでいる女性の絵で、背景は薄いベージュになっています。

これを、背景なしでイラストだけが欲しいときに透過します。
クリップスタジオでは、用紙の部分を隠すと透過できます。
①目のアイコンをクリックします。

②するとこんな感じに背景が透明化されます。

【クリップスタジオ】透過の保存形式について
クリップスタジオでは用紙を隠して保存するだけで透過ができます。
ただ、保存した画像を転送する際に、保存形式に気を付けなければいけません。
クリップスタジオの保存形式
クリップスタジオの保存は3種類あります。
・保存
・別名で保存
・複製を保存
一つずつ見ていきましょう。
・保存(S) Ctrl+S
通常の保存です。
ファイルの保存を行う際は[ファイル]メニューを選択し、ファイル操作を行うためのメニューを表示させます。(ctrl +S)で操作できます。
操作方法はこちら
①保存するフォルダを選ぶ
②保存名をつける
③拡張子を選択する
④保存をクリックする
・別名で保存(A) shift+Alt+S
別名で保存するのと、複製を保存するのはほぼ同じ機能なんですが、保存の目的が違います。
別名で保存を選択すると、ファイルを以前保存した同ファイルとは別のファイルとして別名で保存できます。
・名前を変えて保存できる
・拡張子も変えて保存できる
・保存先も変えて保存できる
私はまだPhotoshopを使ったことがないんですが、クリスタの「別名で保存」とフォトショットの「別名で保存」は挙動が違うようです。
「別名で保存」の落とし穴。クリスタでは「複製を保存」を使え!
・複製を保存
複製を保存を選択すると、現在開かれているキャンバスを保存形式を直接指定してデーターを保存することができます。
複製を保存する場合の保存形式は下記のとおりです。
・CLIP STUDIO FORMAT(拡張子:clip)
・BMP
・JPEG
・PNG
・TIFE
・targa
・Adobe Photoshop ドキュメント(拡張子:psd)
・Adobe Photoshopビックドキュメント(拡張子:psd)
拡張子だけ変えて保存したいときに便利
よく使われるのが、JPGやPNGですが、どちらも透過できると思いきや・・・
透過して保存できるのはPNGの方だけでした💦
【複製を保存】の保存形式を詳しく見てみましょう!
・clip(CLIP STUDIO FORMAT ファイル)
クリスタオリジナル形式です。
作成中の状態をすべて保持できますが、他のソフトでは開けません。
・bmp(BMP)…
Windows標準の画像形式です。
画像を圧縮しないためファイル容量は大きくなりますが、画像が劣化することはありません。
・jpg(JPMG)…
wabに保存するためのファイル形式です。
画像を圧縮して、ファイル容量を小さくできる画像形式です。圧縮率を上げると画像が劣化します。
画像が軽くなる反面、背景の透過ができません!!!
背景を隠して保存しても背景が白くなります。
・png(PNG)…
wabに保存するためのファイル形式です。
Webなどで利用しやすい画像を作成できます。
また、IllustStudioの用紙レイヤーを非表示にすると、透明部分の情報を持った画像ファイルを作成できます。
背景が消えてイラストのみで保存ができます。
・tif(TIFF)…
作品のレイヤー構造を維持せず、レイヤーを1枚にまとめた状態で保存できます。
画像を圧縮しないため、ファイルサイズが大きくなりますが、画像が劣化することはありません。
印刷時などに活用できます。
・tga(Targa)…
アニメーション業界で使われていることが多い形式です。
画像を圧縮しないため、ファイルサイズは大きくなりますが、画像が劣化することはありません。
また、レイヤー構造は維持されません。
・psb (photshop ビックドキュメント)
ポスター作製などをする際に、下記のphotshopドキュメントより容量の大きい300,000ピクセル以上の巨大な画像だった場合に利用するといいでしょう。
・psd (photshop ドキュメント)
Adobe形式、レイヤーは保持できるがクリスタ固有の特殊効果などは保存できません。
他のペイントソフトでレイヤーを持ったまま保存したいときに使用するといいでしょう。
【クリップスタジオ】透過を使ったイラストの活用方法
透過したイラストの画像は写真とイラストを合成する場合や、広告のカットアイコンのデコ素材作成に便利です。
例えば、下記の背景画像にイラストを挿入したいとき、

①あらかじめ透過した画像を用意(保存)しておきます。

②ファイル→読み込み→画像で保存しておいた画像を読み込みます。

簡単に合成イラストを作成できます。
【クリップスタジオ】透過のまとめ
デジタル画で透過の操作ができると、写真やイラストを合成していろんな絵ができるので楽しみが広がりますね。
私は最近やっとこれができるようになりました( *´艸`)
早くクリスタを使いこなせるように頑張ろう!
ここまで読んでいただきありがとうございました!